毎月10万円を積み立てるなら、始めた月の違いで2026年8月24日の評価額はどれほど変わるのでしょうか。 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、全世界株式(オール・カントリー)、国内株式(日経平均)の3商品を、2018年10月〜2026年7月の開始月別に比べます。

今回そろえる条件

比較する商品は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)です。 積立開始月の候補は2018年10月から2026年7月までの各月とし、3商品のすべてで公式基準価額が確認できる94か月を使います。

各開始月のケースでは、開始月から2026年7月まで毎月10万円を拠出し、その月の最後の基準価額で購入したと仮定します。 保有口数は2026年8月24日の公式基準価額で評価し、累計元本は10万円に拠出回数を掛けて表示します。 2026年8月は月末の購入日まで揃っていないため、開始月の候補には含めていません。

各商品の評価額は、次の比率を毎月の拠出分について合計しています。

開始月ごとの評価額=∑購入月100,000円購入月の基準価額×2026年8月24日の基準価額\text{開始月ごとの評価額} = \sum_{\text{購入月}} \frac{100,000\text{円}}{\text{購入月の基準価額}} \times \text{2026年8月24日の基準価額}

計算上の細かな扱いは、文末の脚注にまとめています。1

開始月別に2026年8月24日の評価額を見る

横軸は積立開始月、縦軸は2026年8月24日の評価額で、単位は万円です。 4本の線は、S&P500、オール・カントリー、日経平均、累計元本を表します。 開始月が早いほど毎月の拠出回数が多くなるため、商品間の差を見るときは累計元本の線も同時に確認してください。

  • S&P500
  • オルカン
  • 日経平均
  • 累計元本

代表的な3つの開始月について、拠出回数・累計元本・3商品の評価額を表にまとめます。

積立開始月拠出回数累計元本S&P500オール・カントリー日経平均
2018年10月94回約940万円約2378.74万円約2225.46万円約2258.00万円
2021年10月58回約580万円約1024.27万円約1018.81万円約1132.29万円
2024年10月22回約220万円約275.48万円約281.13万円約320.13万円

8年前に10万の積み立てを始めている場合、一番成績が良いのはS&P500で、他と比べると約150万程度の差がでています。 5年前に10万の積み立てを始めている場合、一番成績が良いのは日経平均で、約100万程度の差がでます。 最近の日経平均の伸びで、オルカン一択やS&P500が最強という風潮が弱くなり、日経平均の魅力が再認識されるかもしれません。 ベストを見つけるのは難しいので、混合するのが賢い選択かと思います。

開始月ごとの評価額が最も高かった商品

94の開始月を同じ条件で比べると、表示値を0.01万円単位に丸めたうえで、日経平均が単独で最も高かった月は73か月、S&P500は16か月、オール・カントリーは4か月でした。 勝率で示すと、日経平均が78%、S&P500は17%、オール・カントリーは4%でした。 2026年3月は表示値がオール・カントリーと日経平均ともに53.32万円となる、丸め後の同額首位です。 ここで数えているのは、2026年8月24日時点の評価額が各開始月で最も高かった商品です。 この集計は評価日を2026年8月24日に固定した過去の比較であり、将来の成績や商品の推奨を示すものではありません。

参考資料

リンク先は2026年8月29日に確認しました。

脚注

  1. 購入ごとの口数や基準価額の履歴は掲載せず、計算後の表とグラフを掲載しています。 通常の基準価額による比較なので、分配金を現金で受け取る場合や再投資する場合の別のキャッシュフロー計算は含めていません。 購入手数料、税金、売却時の費用、為替ヘッジの有無による影響、実際の約定日との差は切り分けていません。 ↩